【ロンドン地下鉄】オイスターカードとトラベルカード料金比較したら、ビジターオイスターがお得(ロンドン旅行記)


ロンドンの地下鉄や空港間の移動方法と料金、購入方法まとめです。切符購入やビジター・オイスター・カード (London Visitor Oyster Card)、トラベルカード7日間(London Travelcar)を比較してみました。ロンドン旅行の参考に~!


ロンドンの交通機関である地下鉄やバスなど、ロンドン交通局(Tfl)が運行しており、共通のICカードや1日券などでの乗車が可能となっているので、日本と同じような感覚で、利用可能です。
※ロンドンでは、地下鉄の事を「underground(アンダーグラウンド)またはtube(チューブ)」と表記しています。表記はメトロではないようです。



何を利用すれば安くなるのか?
そこを以下の3種類の方法から比較検証してみました。
・現金での切符購入
・ビジター・オイスター・カード (London Visitor Oyster Card) *ロンドンのICカード乗車券のこと
・トラベルカード7日間(London Travelcar) *7日間乗り放題のチケット


★ヒースロー空港からロンドン市内へのアクセスは地下鉄が便利!料金と時間をチェック(ロンドン旅行記:到着編)


◆ロンドンの地下鉄マップ

ロンドンの地下鉄は、距離により6つのエリア毎に料金がわかれています。エリア内であれば、一律料金となります。

主要な観光スポットは、エリア1にまとまっているので、ロンドン観光は効率的に周ることができます。
・エリア1:大英博物館、バッキンガム宮殿、自然史博物館、ロンドン塔、ウェストミンスター寺院、ロンドンアイなど
・エリア6:ヒースロー空港、キュー・ガーデンズなど


ロンドン市内の地下鉄マップは、公式サイトで配布していますので、こちら印刷するかスマホに保存して利用してください。
⇒公式マップ
https://tfl.gov.uk/maps/track

・中心部拡大

http://content.tfl.gov.uk/walking-tube-map.pdf

・バス主要路線マップ
http://content.tfl.gov.uk/bus-route-maps/key-bus-routes-in-central-london.pdf


◆ロンドン地下鉄の料金の違い

まずロンドン地下鉄の料金の特徴です。
それぞれのカード料金の違い以外にもエリア・時間帯によっても料金が異なります。

・ロンドン地下鉄エリア
上記のマップの通り地下鉄エリアは1~6に分けられ、エリアごとの料金が設定されています。

・ピーク、オフピーク時間帯
オフピーク時は料金が安く設定されています。観光の場合は、1日移動するのでピーク券を購入する形となるかと思います。
-----------
ピーク時間:月~金曜日:6時30分~9時30分の間、及び16時00分~19時00分の間。
オフピーク時間:上記以外の時間帯。
-----------


◆ロンドン地下鉄の料金詳細

続いて3つの地下鉄の料金と特徴です。

◆現金での切符購入
1回の乗車料金は、オイスターカードよりも倍高くなります。
切符購入の場合、ピーク、オフピークの料金の違いはありません。
また15歳以下が子供料金。オイスターカード利用時は、10歳以下は無料となりますが、現金の場合は5歳以下が無料となります。

・エリア1-2料金:4.90ポンド、※子供:2.40ポンド
・エリア1-6料金:6.00ポンド、※子供:3.00ポンド
 ※切符購入のため子供料金は15歳~6歳。5歳以下無料

・バス:その場でのチケット購入はできません。オイスターカードまたは、トラベルカード1日券などを購入しておく必要があります。



◆ビジター・オイスター・カード (London Visitor Oyster Card) 
日本の鉄道と同じく、料金をチャージして、自動改札にタッチ式するICカードで、1度の利用金額は最も安くなりますが、現地での購入はできず、ロンドン市内在住者以外は、日本から英国政府観光庁公式サイトや代理店より事前購入する必要があります。

・エリア1-2料金:2.40ポンド(ピーク・オフピーク同額)
・エリア1-6料金:5.10ポンド(ピーク)、3.10ポンド(オフピーク)

オイスターカードには1日の限度額があり、それ以上の金額にはなりません。


・1-2エリア以下の限度額:6.80ポンド

・バス:1.50ポンド


★子供料金は、大人の半額。でも現地で手続きが必要
※旅行者用の子供料金(15歳~11歳)は、「ヤングビジターディスカウント(Young Visitor discount)」として、大人の半額の料金となります。ロンドン在住者の子供料金とは異なる料金となります。
子供割引を適応するには、現地到着後に各駅事務所などで、子供料金適応(Young Visitor discount)をお願いする必要あります。
また11歳以下の子供は、オイスターカードを所持している大人同伴で4人まで無料で乗車が可能です。



・トラベルカード(London Travelcard) *乗り放題のチケット
トラベルカードは、1日券と7日券があり、地下鉄・バスなどが乗り放題となります。1日券は現地券売機でも購入可能ですが、7日券は現地での購入はできず、事前に日本にて購入しておく必要があります。また大人の同伴者がいる場合は、10歳以下の子供は無料となります。※子供料金:15歳~11歳

<1日券>
・エリア1-4料金:12.70ポンド(ピーク・オフピーク同額)
 ※子供:6.30ポンド(ピーク・オフピーク同額)
 ※トラベルカードは、1-4と1-6エリアのカードの2種類となります。

・エリア1-6料金:18.10ポンド(ピーク)、12.70ポンド (オフピーク)
 ※子供:9.00ポンド(ピーク)、6.30ポンド(オフピーク)

<7日券>
トラベルカード7日間券には、ピーク、オフピークの料金の違いはありません。
・エリア1-2料金:34.10ポンド、※子供:17.10ポンド
・エリア1-6料金:62.30ポンド、※子供:31.20ポンド


★オイスターカードとトラベルカード7日間券には、送料がかかる!!

オイスターカードとトラベルカード7日間券は、ロンドン市内で購入ができないため、日本での事前購入が必要となります。そのため、送料がかかります。大人数で購入すればその分、安く済みますので、

----------------
・エクスプレス便 - DHL Express(約3-5営業日):\2,680
・国際書留便 - DHL Global(約8-15営業日):\1,480
----------------

・オイスターカード公式
・トラベルカード7日間券公式




◆現地5日間のロンドン旅行の移動費は!?

さあ実例で考えてみましょう。
現地、5日間の観光日があるとして考えてみます。条件は以下の通りです。
--------------
・空港の往復:1-6エリアを移動する交通費の往復分
・1日の乗車回数:3回(ホテル間の往復+観光拠点間の移動)
 ※5日間で15回の乗車となる。
--------------

・切符購入の場合
73.5ポンド=4.90ポンド(1-2エリアの乗車料金)*15回乗車
12.0ポンド=6.00ポンド(空港往復)*2回(往復分)

合計:85.5ポンド
日本円で約「約12825円」となる。
※1ポンド:150円で計算


・オイスターカードの場合
34ポンド=6.80(オイスターカード上限額)*5日分
 ※1回の乗車が2.40ポンドなので、3回乗ると上限額となる。
10.2ポンド=5.10ポンド(空港往復)*2回(往復分)

合計:44.2ポンド(約6630円) + 740(送料)
※送料:740円=1,480(送料)/2名分で割った場合

日本円で「約7370円」となる。


・トラベルカードの場合
34.10ポンド=34.10ポンド(7日間券)
12.0ポンド=6.00ポンド(空港往復)*2回(往復分)
※空港往復を切符購入とする

合計:46.1ポンド(約6915円) + 740(送料)
※送料:740円=1,480(送料)/2名分で割った場合

日本円で「約7655円」となる。

※ちなみにトラベルカードの1日券で、1-2エリアと1-6エリア(空港往復)を5日分購入した場合は、74.3ポンドと高くなるため、トラベルカード7日間券(1-6エリア)「62.3ポンド」を購入する方がお得となる。
-----------------
5日間の内訳:空港往復2日間、そのた観光のみが3日間
38.1ポンド=12.70ポンド(1日券:エリア1-2)*3日分
36.2ポンド=18.10ポンド(1日券:エリア1-6)*2日分
=74.3ポンド

この場合は、1-6エリアの7日間券が「62.30ポンド」なので、安くなる。
-----------------


【結論】オイスターカードがお得!!


もっとも安いのは送料を含めても「オイスターカード」がお得となりました!
また現地に着いたらすぐに利用できるメリットもありますし、今回計算した旅行予定よりも、実際は回数が少なかったり多かったりと、変動した場合でもオイスターカードなら、必要な分をチャージすればよいので。損をする事が少ないです。

また各種割引もついているので、旅行者には最適な選択がオイスターカードではないでしょうか。


◆オイスターカードは返金もできる!

オイスターカードは、未使用分のチャージ金額を変記することが可能です。
やり方は、地下鉄の券売機、または「観光案内所(ビジターセンター London Visitor Centres)」にて払い戻しが可能です。

地下鉄の券売機では、最大10ポンドまで返金ができ、それ以上の場合は、ビジターセンターで、返金してもらう必要があります。

また返金せずに持ち帰っても、期限はないので次回使用したり、友人に貸したりとできるので、無理に返金しなくてもよいかと思います。


ロンドンへ行くなら、オイスターカードの準備を忘れずに!地下鉄やバスをうまく利用して、より便利にロンドン旅行を楽しんでください!


それではロンドン旅行記を引き続き宜しくお願いいたします。
【ロンドン旅行記】グルメとアートの街!ロンドンおすすめ観光スポット巡り(最新版)



JTB:イギリス現地ツアーをチェックする

【ロンドン地下鉄】オイスターカードとトラベルカード料金比較したら、ビジターオイスターがお得(ロンドン旅行記) 【ロンドン地下鉄】オイスターカードとトラベルカード料金比較したら、ビジターオイスターがお得(ロンドン旅行記) Reviewed by 比較サービスまとめ 管理人 on 22:53 Rating: 5

関連コンテンツ



写真